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Channel: Camera – taromagazine™ (archives)
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太宰府・宝満山上宮の「月次祭(つきなみさい)」

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デザイナー・フォトグラファーの前田景さん、竈門神社の神職・馬場さんと宝満山(829m)へ。自分のブログで確認したら、京都低山部と合同で登って以来6年ぶりの登山でした。

今回は山頂の竈門神社上宮で毎月15日に行われる「月次祭(つきなみさい)」の撮影。
僕はデイバッグで登ったけど、馬場さんは神様に捧げる神饌(お酒や食べ物)、神職の衣装なども持っているため大きなバックパックを持ってきていました。

最近キャンプに凝ってるそうで、こだわりのコーヒードリッパーも持参。
孔雀王とかが使いそうな装備に見えなくもない。

今回はお祭りの撮影だけではなく、修験の山として利用されてきた宝満山に点在する歴史的なスポットも写真に収めていきます。資料を見ながら撮り漏らしが無いように。

梵字の刻まれた岩に挑む前田カメラマン。

この日は30度を超える気温だったけど、木陰が続いていたので比較的涼しく登ることができました。

低山部では縦走で登っていたので、今回は初めて正面の登山道から。石段の角度が急で足への負担はなかなかのものだったけど。

前田さんによる宝満山のイラストにたびたび出てくる「仙竈」の岩も初めてご対面。

そうこうしている内に山頂へ。普通は和紙で作られている紙垂(しで)、ここではアクリル製。

いつもの衣装に着替えて馬場さんが登場。

「あの格好で登ってきたの!?」と周りの登山者がざわつく中、月次祭が始まりました。

毎月15日、神職さんが山に登って山頂で着換え、誰も居なくても一人で行うこのお祭り。神様に食べ物と祝詞を捧げ、居合わせた登山者をお祓いし、みんなで食べ物を分け合う(直会)…というとてもシンプルな内容で、お祭りの原点を見たようで静かな感動がありました。

山頂には30人ぐらいの登山者が居合わせたんですが、登りきったさきでお祓いを受けられて、神様のお下がりまで頂けるなんて…と、みんなホクホク顔。テンションが上って馬場さんと記念写真を撮る人もいましたよ。

お祭りのあと、お昼ごはんを食べにキャンプサイトに。

この格好(背中にはお賽銭が入ってる)で鎖場は辛そう…!

お昼ごはんとコーヒーは馬場さんが用意してくれました。このために重いお供え物に加えて2リットルのペットボトルまで担いできてくれて…有り難すぎます。

山の上でのキャンプも、野営みたいで楽しそうだな。

何度も登っている宝満山、神職の馬場さんのお話を聞きながら登ることができたのはとても貴重な体験でした。
10年間、太宰府天満宮や竈門神社のデザインや写真を手掛け続けている前田さんのお仕事の様子を間近で見られたのも嬉しかったし、同じ時間を過ごせたのもいい経験になりました。

お二人ともありがとうございました!

今回の写真はSONY α7+CONTAX Planar50mm f1.4+VSCO Film(Kodak設定)です。


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